2012年5月8日火曜日

タクシー車中に携帯電話を忘れたら? 日本編と韓国編(とある体験談より)

西日本新聞夕刊の読者投稿欄にて興味深い2つの投稿を見付けましたので、
報告差し上げますね。

日本のタクシー車中に携帯電話を忘れたら?


まずは、日本のタクシー車内に携帯電話を忘れた方の体験談です。


文字を起こしますね…


携帯戻り 日本びいきに

☆ 4月上旬、米国カリフォルニア州から知人の米国人一家4人が来日、2週間ほどわが家に滞在しました。一家は40代前半の夫婦と子ども2人。
ある日、4人で太宰府まで遊びに行った後、福岡市・天神からタクシーで私の家に戻って、
奥さんの携帯電話がないことに気づきました。
奥さんは社名も記憶になく、米国との連絡に欠かせない携帯電話の紛失に頭を抱えました。
すると、小学2年生の長女が「屋根が白で車体はオレンジか赤」と重要証言。
常連のタクシー会社に電話で尋ねたら、心当たりの会社を紹介され、
その会社が全車に手配して携帯電話の忘れ物確認。素早く届けてもらいました。
最初は日本のタクシーは怖いと言っていた夫婦でしたが、この一件で感激して評価は一変。
「日本はとてもいい国」と喜んで帰りました。
(福岡市南区、主婦、78)

さて、皆さんは、このエピソードについてどのような感想を持たれましたでしょうか?
管理人が感じたのは、小学2年生の米国人のお嬢さん、しっかり者だなぁ、あるいは、投稿者の主婦の方、78歳とご高齢なのに大変素早い的確な行動をなさるなぁ、という点であります。日本人であれば、タクシー車中に携帯電話を忘れたら、タクシー会社さえ判れば、手元に戻ってくるだろうという感覚であろうと思われますので、タクシー会社の対応にはそれほど驚くべきところはないのではないかと…

韓国のタクシー車中に携帯電話を忘れたら?


では、続いて、韓国のタクシー車内に携帯電話を忘れた方の体験談です。

文字を起こしてみますね…


携帯をタクシーに忘れて

☆ 東京の大学で学んでいためいが3月中旬、学友6人で博多港からフェリーで韓国釜山へ3泊4日の卒業旅行に行きました。
学友の福岡初訪問の延長でした。

ところが、滞在中に男子学生がタクシー車内に携帯電話を忘れました。
会社・運転手名も記憶にないのであきらめかけていたところ、ホテルに運転手が携帯電話を届けにきました。
確かに見慣れたカバー。ガソリン代2千円を請求されたので、お礼のつもりで渡しました。
携帯電話を使おうとしたら機能しません。充電しようとカバーをはずしたら偽造の電話機。
中身を確認しなかったのが不覚でした。高額の携帯電話機なのですり替えられたのです。
後の祭り。旅行を仕切っためいの落ち込みは続いています。皆さん、外国旅行ではくれぐれも気をつけてくださいね。
(福岡県筑紫野市、会社員・女、58歳)

さて、皆さんは、これを読まれて、どのような感想を持たれましたでしょうか?

管理人は、外国で携帯電話を無くしたら、多分あきらめます。タクシーの運転手が届けてくれたら…、2千円請求されても、あっさり払う自身があります!地理にも言葉にも不安がある外国で、大事なモノをなくしてしまったらパニックでしょう。運転手が現れたら、天使に見えますよ、地獄から天国ですからね。この男子学生が中身を確認しなかったのは「不覚」とは言い切れません。その状況では、致し方ないことだと思います。

でも、ニセの携帯電話を届けた韓国人運転手は、高額携帯電話の転売利益に飽きたらず、善意を装って2千円の謝礼を受け取ったのですね。外国って、だいたいそんなもんなんでしょうかね。韓国だから、こういうことが起こったのでしょうかね。管理人には判りませんが…

とある日本人旅行者の一つの苦い体験記ですから、韓国人全体に一般化して論ずるのは避けなければなりません。しかし、このような経験をされた学生グループは、韓国人一般に対して特別な感情を抱くようになるかも知れません。それは仕方のないことですね。

改めて、福岡を訪れたカリフォルニア在住の米国人の感想が引き立ちます!

「日本はとてもイイ国」

一般人が他国に対して抱く感情など、こういった一つの体験で180度変わってしまうものなのですね。我々、日本人が当たり前のように思っている「おもてなしの心」「困った人は助けるという心」は、海外では非常に感嘆されることなのかも知れません。また、日本の良さを再認識した次第です。そして、韓国人運転手のえげつなさに、ある意味、感嘆いたしました…


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